韓国のムン・ジェイン(文在寅)大統領の任期満了に伴う第20代大統領選挙は、15日から22日間にわたる公式の選挙運動期間に入り、与野党の候補たちが早速、首都ソウルや第2の都市プサン(釜山)など、各地で遊説を行いました。
このうち、革新政権の継続を掲げる与党「共に民主党」の公認で、前キョンギ(京畿)道知事のイ・ジェミョン(李在明)候補は、地方行政を率いた経験をアピールしたうえで、経済の活性化に力を入れる「経済大統領」になると訴えました。
一方、5年ぶりの政権交代を目指す保守系の最大野党「国民の力」の公認で、前検事総長のユン・ソギョル(尹錫悦)候補は、ムン政権では大統領の側近などをめぐる不正疑惑が相次いだと指摘して「真の公正な社会」の実現を呼びかけました。
世論調査機関「韓国ギャラップ」が先週発表した最新の調査の支持率では、ユン候補が37%、イ候補が36%と競り合っています。
こうした中、支持率13%で3位につけている中道系野党「国民の党」のアン・チョルス(安哲秀)候補はきょう15日、ユン候補に対し、提案している野党候補の一本化について「できるだけ早く決心してほしい」と述べ、速やかに決断するようユン候補に求めました。
韓国大統領選挙は来月9日に投票が行われる予定で、その行方は歴史認識の問題などで冷え込んでいる日本との関係にも影響を与えそうです。(NHK)