(写真:KCNA/TTXVN)
砲台の追加配備を行わず、既存の砲台の使用を制限するよう中国から求められたことを受けました。

中国は2016年に韓国がTHAAD配備を発表したのに対し貿易などを制限し、両国関係が冷え込んだ経緯があります。

THAADを朝鮮民主主義人民共和国のミサイルに対抗する鍵とみる韓国の尹錫悦大統領は、同システムを追加配備しない、米国主導のミサイル防衛システムに参加しない、日本を加えた3カ国の軍事同盟を構築しないという、前政権が17年に打ち出した「3不」と呼ばれる方針を撤回すると表明しています。

韓国の朴振外相は中国の王毅外相と9日に会談し、朝鮮民主主義人民共和国との非核化交渉再開などを巡り協議しました。

王氏の報道官は10日、韓国へのTHAAD配備は「中国の安全保障上の戦略的利益を損なうものだ」と述べました。

だが韓国外務省によると、朴氏は王氏に対し、3不は正式な約束や合意ではないとして順守しない方針を伝えた。

中国は3不に加え、既存の砲台の使用を制限することも韓国側に求めており、王氏の報道官は中国がこれらを重視していることを強調しました。

米国務省のパテル副報道官は記者団に対し、THAADは韓国にとって「慎重かつ限定的な自衛能力」であり、朝鮮民主主義人民共和国のミサイルの脅威に対する「純粋な防衛手段」だと指摘しました。「韓国が自衛手段を放棄するような批判や圧力は不適切」との考えを示しました。(ロイター)