
古里1、2号機 (写真: ロイター)
(毎日)韓国で原子力発電所の内部文書がインターネット上に流出した問題で、原発運営会社「韓国水力原子力」は24日、国内の全原発(23基)で運転状況の監視を強化しました。同社の内部文書をコンピューターから盗み取ったとみられる人物が、25日から原発3基を停止させるよう要求しているため、不測の事態に備えました。
聯合ニュースなどによりますと、「原発反対グループ」を名乗る人物は15日から23日にかけて、韓国南東部にある古里(コリ)、月城(ウォルソン)両原発の空気循環システムの図面や安全性分析報告書などを5回に分けてネット上に公開しました。古里1、3号機と月城2号機の稼働を25日から3カ月間停止させるよう要求しました。
韓国当局は24日、IPアドレス(インターネット上の住所)を解析した結果として、犯人のネット接続が中国・瀋陽から集中的に行われていたことを確認しました。ただ、捜査をかく乱する目的で朝鮮民主主義人民共和国に近い瀋陽を「経由地」に使った可能性もあるということです。
韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は23日、「背後の勢力がいるのかも必ず明らかにしなければならない」と述べ、徹底的な捜査を行うよう指示しました。
