任期満了に伴うハンガリーの総選挙は、議会の定数がこれまでのほぼ半分の199議席に減ってから初めて行われました。


オルバン首相(写真:AFP)

開票の結果、オルバン首相率いる中道右派の「フィデス・ハンガリー市民連盟」を軸とする与党連合が全体のおよそ3分の2の議席を獲得しました。金融危機で経済が低迷していた4年前に就任したオルバン首相は、経済政策に力を入れるとともに公共料金の値下げに踏み切ったことなどが国民から支持を得られたとみられ、今後も強い指導力を発揮することになりそうです。

一方で、オルバン首相はハンガリーの主権を強く主張し、中央銀行やメディアに対する監督や規制の強化などを進めようとして、EU=ヨーロッパ連合をはじめ国際社会からたびたび批判を受けており、外国の投資家からは不安の声も聞かれます。

また、今回の選挙では極右の「ヨッビク」が20を超える議席を獲得して存在感を見せており、来月行われるヨーロッパ議会選挙でも一部の極右政党が勢力を拡大することになるのか注目されます。