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一連の関連会議で、オーストラリアは中国を念頭に置いて、安全保障上の協力をASEANと強化する方針を模索しました。一部のASEAN加盟国からは、中国への圧力に慎重な声が上がり、温度差が浮かび上がりました。
特別首脳会議は、両国間の友好協力50周年を祝うものでした。終了後の共同宣言では、ベトナム東部海域(南シナ海)情勢について、「安定を脅かす一方的な行動を停止するよう全ての国に呼びかける」と述べ、中国の覇権的な海洋進出に言及しつつも、名指しは避けました。
オーストラリアは中国の南太平洋などへの海洋進出を警戒しており、ASEANとの協力によってこれを抑止したいとの考えを持っています。関連会議では、オーストラリアがASEANの海洋安保に6400万豪ドル(約62億円)を拠出することを発表しました。
ベトナム東部海域(南シナ海)問題に直面するフィリピンなどのASEAN加盟国は、オーストラリアとの安全保障協力を歓迎しています。ただし、マレーシアのアンワル首相は4日の記者会見で、「オーストラリアが中国との友好関係を妨げるべきではない」と述べました。経済的に中国と結びついていることから、中国に配慮し、中国との友好関係を優先する姿勢を示しました。(産経新聞)

