(日経)中東和平交渉で長年パレスチナの交渉担当者を務め、自治政府のアッバス議長側近のアリカット氏は26日、早期にイスラエルとの和平交渉が再開される可能性について「ない」と述べ、否定的な見解を示しました。共同通信とのインタビューで答えました。
パレスチナは、東エルサレムを首都としヨルダン川西岸とガザを領土とする国家の樹立が目標としています。イスラエルとの中東和平交渉は昨年、暗礁に乗り上げ、国際社会からは早期再開を求める声が上がっていますが、めどが立たない状態が続いています。
イスラエルのネタニヤフ首相はことし5月、対パレスチナ強硬派の極右政党などと新連立政権を発足させました。こうした状況についてアリカット氏は、パレスチナ国家を樹立してイスラエルとの平和共存を目指す「2国家解決を弱体化させる」選択だと主張しています。ネタニヤフ氏は2国家解決に前向きではないなどと訴えました。
ネタニヤフ氏は3月の総選挙直前、パレスチナ国家樹立に反対する内容の発言をして、米国などからの批判を招き、事実上撤回しました。
