パレスチナ暫定自治区では連日、各地でトランプ大統領に抗議するデモ隊とイスラエル軍との衝突が起きているほか、ロケット弾による攻撃の報復としてイスラエル軍がガザ地区への空爆も行っていて、これまでに合わせて4人が死亡しました。

自治区のヨルダン川西岸では9日、ベツレヘムやヘブロンでデモ隊が投石を繰り返し、イスラエル軍は催涙弾などを使って鎮圧にあたっていました。また、ガザ地区では、前日に死亡したデモの参加者の葬儀に合わせて抗議集会が行われ、集まった3000人以上がイスラエルへの抵抗を続けると気勢を上げていました。

一方、エルサレムでは異なる宗教の聖地がある旧市街の近くで、女性を中心にした数十人規模のデモ隊が、トランプ大統領の顔写真にバツ印をつけたポスターを掲げて「エルサレムはわれわれのものだ」と声を挙げると、イスラエルの治安部隊が騎馬隊やせん光弾を使って鎮圧にあたっていました。

パレスチナの赤十字組織にあたる赤新月社によりますと、9日の衝突では、合わせて215人がけがをしました。パレスチナ側は、抗議デモを続ける構えで衝突が続くことが懸念されます。