パレスチナ自治政府の新首相に指名されたムスタファ氏(右)とアッバス議長=THX/TTXVN |
3月31日、パレスチナ自治政府のアッバス議長は、側近の経済専門家であるムハンマド・ムスタファ氏を首相とする新内閣を発足させました。これは、自治区ガザでイスラエル軍とイスラム原理主義組織ハマスの戦闘が続き、人道的危機が深刻化している状況下でのものであり、戦後の統治に向けた対応が課題となっています。
ハマスと自治政府の主流派であるファタハとの対立は依然として解消されておらず、イスラエルのネタニヤフ首相も戦後はガザの治安を軍が管理すべきだと主張しています。そのため、新内閣がガザの再建や戦後の統治にどのように関与できるかは不透明です。
ロイター通信によりますと、新内閣の閣僚にはガザ出身者が8人含まれています。アメリカのバイデン政権は戦後のガザ統治を自治政府が担うべきだとし、改革を要求しています。そのため、アッバス議長が内閣の改造に踏み切ったと報じられています。ハマスに対して批判的とされたシュタイエ前首相は2月に辞任し、より中立的な立場のムスタファ氏が3月中旬に首相に指名され、組閣が進められてきました。(産経新聞)

