6月下旬にアメリカのハワイ沖などで始まったアメリカ海軍主催の世界最大規模の訓練「環太平洋合同演習(リムパック)」の開幕記者会見が6月30日、パールハーバーの海軍基地で行われました。

今年は一方的な海洋進出で周辺国と対立を深める中国が初参加しました。アメリカのハリー・ハリス海軍太平洋艦隊司令官は「中国海軍との間で互いに透明性を高め、理解を深めたい」と述べ、信頼醸成に期待を示しました。

中国の指揮官で南海艦隊所属の趙暁剛・海軍大佐は、中国の参加目的について「米中両軍の新しいタイプの関係を前進させるためだ」と説明しました。その上で、「世界平和と地域の安定を守ろうとする中国軍の積極的な態度の表れだ」と強調しました。

中国は、「中国版イージス艦」と呼ばれる防空ミサイル駆逐艦 「海口」、フリゲート艦「岳陽」、補給艦、病院船の4隻を派遣しており、救援活動など7項目の訓練を予定しています。リムパックは8月1日まで行われ、今回は22か国から 艦艇(かんてい)約50隻、航空機200機以上、兵士2万5000人以上が参加する過去最大規模の演習となっています。