ニコラス・マドゥロ氏がベネズエラ大統領に3期目当選(写真:IRNA/TTXVN) |
南米ベネズエラで10日、昨年7月の大統領選で勝利を宣言したマドゥロ大統領が3期目の就任を宣誓しました。しかし、国際社会はマドゥロ氏の勝利を認めておらず、国内では選挙結果を巡る対立が続いています。このような状況の中、アメリカや欧州がマドゥロ政権への制裁を発表する中での就任となりました。
マドゥロ氏は2013年に大統領に初めて就任し、昨年7月の大統領選ではベネズエラの選挙当局と最高裁判所が同氏の勝利を宣言しました。しかし、これを裏付ける詳細な集計結果は公表されておらず、選挙の正当性に疑問が残されています。
マドゥロ氏の3期目就任に際し、アメリカは新たな制裁措置を発表しました。これには、ベネズエラ当局者8人への追加制裁や、マドゥロ氏の逮捕につながる情報提供者への懸賞金を2500万ドルに引き上げる措置が含まれています。アメリカのブリンケン国務長官は「アメリカはニコラス・マドゥロ氏をベネズエラの大統領として認めない」と改めて強調しました。
また、イギリスと欧州連合(EU)もアメリカと協調し、ベネズエラ当局者15人を対象に制裁を導入しました。カナダも新たな制裁を課すことを発表しています。アメリカ財務省のブラッドリー・スミス次官代理(テロ対策・金融情報担当)は声明の中で、「アメリカは志を同じくするパートナーと共に、新しいリーダーを求めるベネズエラ国民に連帯し、マドゥロ氏の不正な勝利宣言を拒否する」と述べました。
さらに、主要7カ国(G7)の外相も声明を発表し、マドゥロ氏の3期目就任が「民主的正当性を欠如している」と非難しました。今年のG7議長国を務めるカナダは声明で、「マドゥロ氏がベネズエラ国民を犠牲にして、継続的かつ抑圧的に権力を掌握し続けていることを拒否する」と強調しました。(ロイター)

