フォーラムで発表しているカイ副首相(右)

23日、スイスのダボスで開催中のWEF=世界経済フォーラムの第52回年次総会(ダボス会議)の食料危機に関するセッションで、ベトナムのレ・ミン・カイ副首相は演説を行い、世界規模での食料危機を解決するための5つの提案を行いました。その中には、包括的かつ持続可能な世界の食料システムの建設、世界の食料安全保障問題の解決を目指す国際協力の強化、農業への第4次産業革命の導入などがあります。

また、カイ副首相は、ベトナムは、「エコアグリカルチャー」、「近代的な農村」、「スマート農民」といった3本柱で、持続可能な低炭素グリーン農業を構築する方針であると明らかにしました。そして、ベトナムを含む東南アジア地域の食料安全保障を確保するためにはメコンデルタの気候変動対応能力の向上に向けた国際協力の強化が重要であると呼びかけました。

ダボス会議を機に、同日、カイ副首相はアメリカのパトリック・リーヒ上院仮議長と会見したほか、世界各国の大手企業の指導者らと会合しました。

イギリスの金融大手HSBCホールディングスのトップであるアマンダ・マーフィー氏との会合で、カイ副首相は、ベトナムはグリーン成長と持続可能な発展の促進を目指す財政政策が完備されていると強調しました。一方、マーフィー氏は、HSBCはベトナムの持続可能な発展を支援する意向があると述べ、今後ベトナムの関連省庁と具体的な協力について話し合うと明らかにしました。