4日、ハノイの国家主席府で、ベトナムのチュオン・タン・サン国家主席の招きに応え、3日から6日にかけてベトナムを国賓として訪問しているアイスランドのオラフル・ラグナル・グリムソン大統領の歓迎式典が行われました。

アイスランド大統領の歓迎式典
歓迎式典後の首脳会談で、両首脳は、国交が樹立された1973年以降、両国の政治関係は良好に発展しているものの、通商関係はその政治関係ほど発展していないとの考えで一致しました。両首脳は、経済、科学技術、教育などの分野における協力を強化する具体的な措置について話し合いました。
又、両国の企業が互いに進出しやすいような環境作り、ベトナムとEFTA欧州自由貿易連合との自由貿易協定の交渉の早期完了、国際の場における協調の強化などで合意しました。
両首脳は、ベトナムの国連人権理事会と経済社会理事会、安全保障理事会入りなどの問題についても意見交換し、アイスランド側はベトナムを支持すると表明しました。領海紛争問題に関し、グリムソン大統領はベトナムの立場を支持すると再確認しました。会談後の共同記者会見で、サン主席は両国関係の強化の重要性を強調し、次のように語りました。
(テープ)
「私たちは、アイスランドの持つ強みを生かしながらベトナムが必要とする分野での協力を促進することで一致しました。また、ベトナムと欧州自由貿易連合との自由貿易協定の締結を進めていく決意です。この協定は両国企業に大きな利益をもたらすと確信しています。」
グリムソン大統領もサン主席の見解に賛同し、「アイスランド・ベトナム自由貿易協定が早期に締結されるように努力する」と確約しました。会談後、両首脳は、ベトナム商工省とアイスランド外務省との協力合意書などの調印式に立ち会いました。
なお、オラフル・ラグナル・グリムソン氏がアイスランドの大統領としてベトナムを訪問するのは今回が始めてとなります。
