シャン氏によりますと、この5か国の総人口は6億1,000万人を超え、ASEAN全体のおよそ9割を占めています。2億8,700万人を擁するインドネシアの巨大な国内市場から、1億人を超える人口を背景とするベトナムの高い生産力と輸出競争力まで、構造的な優位性を備えているとしています。
2026年第1四半期の経済成長率は、ベトナムが前年同期比7.83%増と最も高く、インドネシアが5.61%、マレーシアが5.4%で続きました。マレーシアでは個人消費と製造業が成長を支えています。
シャン氏は、十分な外貨準備などに支えられた堅固なマクロ経済基盤により、これらの国々は世界的な金利動向や地政学的リスクに対する高い耐性を備えていると分析しています。2026年上半期時点の外貨準備高は、タイがおよそ2,805億ドルでトップとなり、インドネシアが1,482億ドル、マレーシアが1,305億ドルで続いています。
また、マレーシアとインドネシアのパーム油や、ベトナムとタイの主要輸出農産物といった戦略的資源は、引き続き外貨収入を支えるとともに、各国経済の安定を支える重要な基盤となっているとしています。
