「東南アジア諸国連合(ASEAN)の団結と強靭性の強化をめぐり、ベトナムが『ASEAN未来フォーラム2026』の議論のテーマとして提示した提案は、すべての加盟国の利益に合致しています。」
これは、今月9日から10日にかけてハノイで開催された「ASEAN未来フォーラム2026」にあたり、中国・北京外国語大学東南アジア研究センターの所長を務める米良教授が、記者の取材に対しこのように強調したものです。
米良教授は、全体会合がASEANの回復力や団結、強靭性に焦点を当てていることに触れ、同フォーラムを既存の公式なASEANのメカニズムを補完する「開かれた対話のプラットフォーム」として位置づけていると述べました。また、フォーラムでは、「人間中心のASEAN共同体」の構築が重視されており、世界情勢が不透明さを増す中で新たな成長モデルへの移行を促すとともに、すべての人々の利益と回復力を保護し、「誰一人として取り残さない」ことを目指していると指摘しました。
紛争の予防について、米良教授は、今回のフォーラムにおける3つの主要テーマの1つであると指摘しました。この議題を議論することは、地域の平和と安定を維持し、ASEANの発展に向けた安全な域内環境の創出を目指すものであるとしています。
人工知能(AI)とAI技術について、米良教授は、これがフォーラムにおける今後の方向性を示す議題の1つであると主張しました。地域の発展を加速させるためにAI技術の活用を推進すると同時に、ガバナンスや倫理、サイバーセキュリティといった共通の課題に共同で対処することが求められており、議論を継続していくべきだとしています。
