会見の様子

会見で、両指導者は、両国の指導部が達成した合意書を効果的に展開するとともに、各レベルの訪問団の交換や、既存の協力体制の促進、2022年に行われる「ベトナム・カンボジア友好年」枠内の活動の開催に協力することで一致しました。

また、双方は、国防・安全保障分野での協力関係をさらに深化させ、その中で、両国の国境地帯の安全保障、カンボジアで犠牲となったベトナム人志願兵や専門家の遺骨の捜索・収集・帰還作業を加速させていくとしています。また、経済協力においては、交通運輸や、通信、貿易、投資、金融財政、農業、観光、エネルギーなどの分野で協力をさらに拡大し、「2030年までのベトナムカンボジア経済連携マスタープラン」を早期に完成することで一致しました。

両国の国境線画定作業に残された問題について、双方は、平和で安定的な国境線づくりという方針で、友好精神に基づいてこれらの問題解決に全力を尽くしてゆくとしています。そして、フック国家主席はカンボジア側に対し、同国に在留しているベトナム人の生活に便宜を図るよう希望を表明しました。

共に関心を寄せている地域と世界の問題について、両指導者は、カンボジアが2022年にASEAN東南アジア諸国連合の議長国を務める際に、ASEAN枠内の協力をさらに強化してゆくと明らかにしました。ベトナム東部海域(南シナ海)問題について、双方は、同海域の平和・安全・航行の自由を確保することや、1982年国連海洋法条約をはじめとする国際法に従って紛争を平和的に解決すること、DOC海上行動宣言を完全履行すること、COC海上行動規範を早期に作成することの重要性を強調しました。

会見後、フック主席とフンセン首相は、両国の政府関係機関による協力合意書7件と、両国の企業による複数の契約書の調印式に立ち会いました。

同日午後、フック国家主席は、カンボジアのサイ・チュム上院議長及びヘン・サムリン下院議長と会見しました。会見後、フック主席とヘン・サムリン下院議長は、ベトナムが供与する2500万米ドルの支援金で建設されるカンボジア国会の行政ビルの着工式に出席しました。

21日夜、カンボジアのノロドム・シハモニ国王はグエン・スアン・フック国家主席と一行へのレセプションを主宰しました。