南スーダンの国連南スーダン共和国ミッションで活動するベトナムのレベル2の第7次野戦病院は10日、エボラ出血熱への対応をテーマとした専門セミナーと総合訓練を実施しました。

セミナーでは、感染症の最新状況を共有するとともに、派遣団内の医療部隊との間で、感染予防や患者の早期発見、隔離、対応手順などについて実務経験を踏まえた意見交換が行われました。

今回の活動の中心となった総合訓練には、パキスタン、モンゴル、ガーナの野戦病院やユニティ地区のレベル1病院など、派遣団で活動する各国の医療部隊の代表が参加し、訓練を視察するとともに専門的な意見を交わしました。

基地内でエボラ感染の疑い例が確認されたという想定のもと、レベル2の第7次野戦病院は、患者の発見から緊急対応の開始、隔離、治療、感染管理、さらに参加要員の安全確保に至るまで、一連の対応手順を実践しました。

また、セミナーでは、各国の医療部隊に対し、専門資料や啓発ポスター、スクリーニングや感染管理の手順書なども共有され、多国籍環境における医療協力体制の強化につながりました。

ガーナ大隊(GAMBATT)の医療担当将校、ベラスケス・プランド大尉は次のように述べました。

(テープ)

「今回のセミナーと訓練に参加できたことを大変光栄に思います。内容は実践的でよく構成されており、理論から実技まで多くの知識と経験を得ることができました。ベトナムのレベル2の第7次野戦病院のエボラ対応能力と入念な準備を高く評価しています」

こうした国際的な評価は、UNMISSにおけるベトナム軍医部隊の専門性と信頼の高まりを示すものとなっています。感染症のリスクが高く、厳しい環境の中で、事前の備えを徹底する取り組みは、国連要員や現地住民の健康を守るだけでなく、国際平和維持活動に貢献するベトナムのブルーヘルメット部隊の責任感と高い専門性を示しています。