ベトナムと日本の国防協力は着実に強化され、多くの実質的かつ効果的な成果を上げており、両国関係の重要な柱となっています。これは、2日にハノイで行われたベトナム人民軍総参謀長兼国防副大臣のグエン・タン・クオン大将と、日本の内倉浩昭統合幕僚長率いる代表団との会談で示された認識です。同代表団は5月31日から6月3日までの日程でベトナムを訪問しています。

会談でクオン大将は、ダイオキシンや環境分析機材の供与を通じた戦争被害の克服支援や、地雷・不発弾処理機材の無償資金協力事業を進めている日本政府に謝意を表しました。

また、日本防衛省に対し、既存の奨学金制度の継続に加え、科学技術分野の教育・研修機会の拡充を要望しました。一方で、ベトナム国防省としても、日本の防衛省および自衛隊の関係者を国際防衛高官課程やベトナム語研修などに受け入れる用意があると述べました。

さらに、2025年12月に両国国防当局が捜索・救難分野の協力覚書を締結したことに触れ、今後は具体的な協力事業を通じて早期に実施へ移すことへの期待を示しました。

内倉浩昭統合幕僚長は、今回の訪問がベトナムと日本の協力関係をさらに深化させる機会になるとの考えを示し、今後も代表団交流、教育・訓練協力、各軍種間の協力、国連平和維持活動(PKO)などの分野で連携を強化したいと述べました。

また、こうした取り組みを通じて、アジアと世界の平和と繁栄のための包括的な戦略的パートナーシップにふさわしい国防協力を発展させていきたいとの考えを示しました。

これに先立ち、日本代表団はホー・チ・ミン廟と英雄烈士記念碑に献花したほか、ハノイ市およびバクニン省の関係機関や部隊、歴史的施設などを訪問しました。

また、訪問期間中にはファン・バン・ザン副首相兼国防大臣への表敬訪問や、グエン・バン・ヒエン国防副大臣との会見も行いました。