今回の外遊は、多くの実質的な成果を上げ、ベトナムとデンマーク、EU、ベルギーとの関係発展の新たな段階を切り開くものとなりました。
また、欧州の重要なパートナーとの関係に新たな節目を刻み、政治、経済、貿易、投資から科学技術、グリーン転換、サプライチェーンの連携に至るまで、協力の幅を広げました。
デンマークへの訪問は、両国の外交関係樹立55周年に当たる節目の年に行われました。最大の成果は、両国が共同声明を採択し、ベトナムとデンマークの関係を包括的な戦略的パートナーシップに格上げしたことです。これにより、経済、貿易、投資、再生可能エネルギー、グリーン転換、港湾、物流などの分野で、協力をさらに深めるための新たな枠組みが整いました。
トー・ラム書記長・国家主席は次のように強調しました。
(テープ)
「ベトナムとデンマークの関係は、今後さらに力強く、実質的に発展し、両国国民のためだけでなく、世界の平和と繁栄、持続可能な未来にも貢献する新たな協力の可能性を切り開いていくと確信しています」
EUへの公式訪問では、今年1月に構築されたベトナムとEUの包括的な戦略的パートナーシップをさらに深めました。EU側は、ベトナムがインド太平洋地域における重要なパートナーだと強調しました。
トー・ラム書記長・国家主席は、ベトナムはEUを最も重要なパートナーの一つと位置づけており、長期的な協力に向けて多くの共通の利益と可能性があると述べました。そのうえで、経済、貿易、投資の結びつきをさらに深め、約束を具体的な成果や実質的な協力プロジェクトにつなげるとともに、EU・ベトナム自由貿易協定(EVFTA)の可能性や利点を引き続き効果的に生かしたいとしています。
(テープ)
「EU・ベトナム自由貿易協定(EVFTA)によって、双方の商品が互いの市場に参入しやすくなりました。欧州企業には、ベトナム企業が経営管理や品質、安全、環境、デジタル化、サプライチェーンにおける責任の水準を高め、グローバル・バリューチェーンにさらに深く参画できるよう支援してほしいと考えています。また、技術の高度化や発展水準の向上、グローバル・バリューチェーンにおけるベトナムの地位向上に向けた戦略的パートナーになっていただきたいと考えています」
訪問中に開かれたフォーラムや企業との会合では、ベトナムでの実施が見込まれる計画やプロジェクトについても意見が交わされ、その規模は現時点でおよそ200億ユーロ、224億ドルに上ります。
ベルギーでは、ベルギー連邦議会下院がEU・ベトナム投資保護協定(EVIPA)を正式に批准したことが、注目される成果の一つとなりました。両国首脳は、ベトナムとベルギーの関係を戦略的パートナーシップに格上げすることを目指す方針で一致し、港湾、スマート物流、グリーンエネルギー、科学技術、ハイテク農業などを重点分野としました。
今回のトー・ラム書記長・国家主席の一連の訪問は、ベトナムとデンマーク、EU、ベルギーとの良好な関係を新たな段階に引き上げるとともに、首脳外交を通じて、国の発展に必要な資源を確保するうえでも重要な役割を果たしました。さらに、協力の機会や可能性を具体的で実質的な行動計画につなげる大きな前進となりました。
今回の訪問の成果は、ベトナムと欧州のパートナーとの協力の幅をさらに広げ、ベトナムの国づくりと発展を後押しするものとなりました。