このセミナーは、在シンガポール・ベトナム大使館商務部、メイバンク、そしてドーン・ホライズン(Dawn Horizon)が共同で主催したもので、地域の行政機関や認証機関、金融機関、企業の代表らが数多く集まりました。

冒頭のあいさつで、在シンガポールベトナム大使館のチャン・フオック・アイン大使は、両国の経済関係が力強く発展していることを強調しました。2025年の2国間貿易額は約40億シンガポールドル(およそ309億米ドル)に達し、シンガポールは引き続きベトナムへの最大の外国直接投資元となっています。大使によりますと、ベトナムはハラル産業の発展を、輸出市場を広げ、サプライチェーンをより強くするための重要なチャンスと捉えています。

また、両国の協力の可能性について、フォック・アイン大使は「ベトナムは農業や水産業、食品加工、製造業に強みがある一方、シンガポールは金融や、ロジスティクス、イノベーション、国際的な認証システムに強みを持っている」と指摘しました。これらの強みを組み合わせることで、競争力のある地域のハラル・バリューチェーンが生まれ、東南アジア諸国連合(ASEAN)の生産者と世界の市場をつなぐことができるとしています。

なお、今回のセミナーは、ベトナムとシンガポールの企業同士をつなぐだけでなく、ASEAN全体で持続可能なハラル・バリューチェーンを築くための協力を後押しするものと期待されています。