21日の首脳会談の様子 |
これに基づき、両者は二国間関係を包括的なパートナーシップに格上げすることに原則的に合意しました。また、両者はベトナムとEFTA=欧州自由貿易連合との自由貿易協定の交渉を早期に終結させるための努力を強化し、具体的なステップを実行することでも合意しました。さらに、両者はイノベーション、グリーンファイナンス、知的財産、ベトナムにおける国際金融センターの設立と発展に関する経験共有など、共通の関心分野における対話と協力を強化することで一致しました。
教育と文化の協力について、両者は共同学術イニシアティブ、教育プログラム、観光協力の拡大の可能性を引き続き検討することに合意しました。また、イノベーション、科学技術、知識の共有を今後の二国間協力の有望な優先分野として特定することにも合意しました。両者は、草の根交流や、それぞれの国に住むベトナム人とスイス人コミュニティが相互理解を促進する架け橋としての役割を果たしていることを確認しました。
両者は、イノベーション、科学技術の協力を促進する機会を確認し、研究機関間のパートナーシップや、科学発展を支援する共同イニシアティブについて議論しました。具体的には、SNSF=スイス国立科学財団やNAFOSTED=ベトナム国家科学技術発展基金を通じて共同研究活動の資金提供イニシアティブがあります。さらに、両者は、パリ協定に基づき、環境問題への対処と気候変動対応能力を高めるため、努力を強化することについて意見交換をしました。
さらに、両者は、多国間フォーラムでの協力の重要性を再確認し、地域及び世界の繁栄と安定に貢献するとともに、環境保護、気候変動対応、水資源の安全保障を含むグローバルな課題への取り組みを続けると強調しました。そして、国際法に基づく多国間主義と国連憲章の基本原則に基づく世界秩序を支持する意向を表明し、ベトナム東部海域(南シナ海)における平和、安定、安全、海上・上空の自由航行を維持することの重要性を再確認し、国際法、とりわけ、1982年の国連海洋法条約に従って、紛争を平和的に解決することの必要性を強調しました。

