今回の訪問は、両国の外交関係樹立50周年に合わせて行われるもので、ベトナムの党書記長・国家主席がタイを公式訪問するのは今回が初めてで、歴史的な意義を持っています。

訪問を前に、在タイ・ベトナムのファム・ビエット・フン大使が、タイ駐在のVOV=ベトナムの声放送局の記者に対し、今回の訪問の意義について、次のように語りました。

(テープ)

「タイは、トー・ラム党書記長・国家主席による東南アジア歴訪の最初の訪問国であり、ベトナムとタイとの外交関係樹立50周年という節目にもあたります。この訪問で、両国首脳がこれまで50年にわたる歩みを振り返るとともに、新たな協力の可能性や原動力について意見を交わし、2025年5月に樹立された包括的な戦略的パートナーシップを、さらに深く、実質的かつ幅広いものへと発展させていくことが期待されます。それは両国の利益だけでなく、地域と世界の平和と安定にも寄与するものです」

また、今後の協力分野について、フン大使は次のように述べました。

(テープ)

「両国は投資、貿易、観光といった従来の協力分野に加え、持続可能な発展という共通の目標を掲げています。デジタル化やグリーン化、エネルギー安全保障、気候変動への対応などにも力を入れています。特に、海洋経済や漁業、グリーンエネルギー、クリーンエネルギーの分野、さらに先行きが不透明な国際情勢の中でのエネルギー安全保障の確保などで、協力を深める余地があります」

フン大使によりますと、タイはベトナムにとって投資・貿易の面でトップ10に入る重要なパートナー国の一つです。

現在、タイはベトナムでおよそ800件、総額150億ドルを超える投資プロジェクトを展開しています。また、タイは東南アジア地域におけるベトナム最大の貿易相手国で、2025年の二国間貿易額は220億ドルを超えました。両国は今後、250億ドルの達成を目指しています。