21日の週初の取引から、ベトナムの株式市場は、インデックス開発大手のイギリスのFTSE ラッセル によって、フロンティア市場からセカンダリー新興市場 へ正式に格上げされます。これは、ベトナム株式市場が約10年にわたって目指してきた位置付けです。

今回の格上げによって、ベトナム株式市場は海外投資家からの評価を高め、国際的な投資資金へのアクセスを拡大するとともに、企業にとって新たな資金調達の機会が生まれることが期待されています。

試算によりますと、今回の格上げによって、ベトナム株式への国際的な投資資金が約34億ドル流入する可能性があります。このうち約15億ドルは、ベトナムがFTSEの投資ベンチマーク指数に正式に組み入れられた後、パッシブ運用の投資ファンドから流入すると見込まれています。

タン・タイン・コン・ビエンホア株式会社のタイ・バン・チュエン最高経営責任者は、次のように語りました。

(テープ)

「投資ファンドは、財務指標だけでなく、持続可能な発展にも注目しています。これは企業にとって中核的な要素だからです。特に、環境、社会、ガバナンスというESGの要素を取り入れ、適切な基準に沿って事業を運営している企業に関心を持っています。企業がこうした取り組みを実践すれば、投資家からより高い関心を集め、投資を受けやすくなります」

セカンダリー新興市場への格上げによって、ベトナム市場に対する国際的な投資ファンドや投資家の関心がさらに高まる可能性があります。

一方で、資金流入の拡大が期待される一方、格上げに伴い、市場の運営体制を引き続き整備し、情報開示の質を高めるとともに、投資家保護を一層強化することも求められています。