イギリスのメイ政権は7月に離脱方針の「白書」を発表しましたが、現時点で歩み寄りの機運は乏しいです。合意なしの「無秩序離脱」で経済が混乱する事態に改めて危機感を示しました。

BBCラジオ番組のインタビューで語りました。仮にイギリスが無秩序離脱に追い込まれれば、経済活動の混乱や物価上昇などにつながると指摘しました。あくまで一つの可能性だとしつつ、リスクは「不安なほど高い」とも口にしました。イギリス金融システムは「頑健だ」と説明したうえで、中銀としてEU離脱で生じうる事態に万全を期す方針だと強調しました。

カーニー総裁の発言を受け、同日のロンドン外国為替市場ではイギリス通貨ポンドが一時1ポンド=1.297ドル近辺と、対ドルで7月19日以来約2週間ぶりの安値水準を付けました。