ポーランドのモラビエツキ首相はSNSで「もうウクライナには武器を供与しない。我々はいま自国の武装を進めているからだ」と述べました。
ポーランドはロシアの侵攻開始当初からウクライナの最も強固な支援国の一つとなってきました。旧東側諸国の間では、ロシアのプーチン大統領の拡張主義的な戦争が成功すれば、今度は自分たちの番かもしれないとの懸念があります。
ウクライナ産穀物の禁輸は当初、安価なウクライナ産穀物による競争力低下を心配する自国農家の生計を守るため、複数の欧州連合(EU)加盟国によって今年導入されました。
EUは先週、禁輸を解除する方針を発表したが、ポーランドとハンガリー、スロバキアの3カ国は方針転換に同調せず、制限を維持する意向を明らかにしました。
ウクライナはこれに抗議し、この問題をめぐり今週3カ国を提訴しました。
ウクライナのゼレンスキー大統領は20日の国連総会演説でも禁輸措置に触れ、「欧州の一部の国、一部の友好国が政治の舞台で連帯を演じつつ、穀物をスリラー劇の材料にしているのは憂慮すべきことだ」と発言しました。こうした国は「自分たちの役を演じているように見えるかもしれないが、実際にはロシアの役者の舞台を整える手助けをしている」と指摘しました。
ゼレンスキー氏の発言にポーランドからは直ちに非難の声が上がり、外務省が「強い抗議」の意を伝えるためワルシャワ駐在のウクライナ大使を呼び出す事態となりました。
