ポーランドのトゥスク首相=PAP/TTXVN

両首脳は、ウクライナを侵略したロシアに対抗するための防衛協力を強化するため、ポーランドの前政権下で悪化していた両国関係の改善を目指すことを確認しました。

トゥスク氏は会談後の共同記者会見で「ウクライナがロシアとの戦争に勝つ可能性を高めるため、ポーランドはあらゆることを行う」と述べ、ウクライナ向けの兵器や弾薬の増産計画を共同で進める考えを明らかにしました。

ポーランドの前政権は、ウクライナへの軍事支援や避難民の受け入れを積極的に実施してきましたが、昨年10月の総選挙の前から自国の農業を保護する姿勢を有権者に示す思惑からウクライナ産穀物の流入の阻止を図り、ポーランドとの関係が急速に悪化していました。

前政権はまた、対ポーランド軍事支援の停止にも言及していました。

トゥスク氏は、一連の問題でゼレンスキー氏と「共通の理解に達した」とし、関係改善の道筋がつけられたことを明らかにしました。

ゼレンスキー氏は「こうした事態を招いた原因の根深さを理解するが、それよりも両国民が直面する脅威の深刻さに目を向けよう」と語り、ポーランドの対応に歓迎の意を示しました。

トゥスク氏はまた、ポーランドが同国およびウクライナの兵器企業に投資し、ウクライナが必要とする兵器を共同生産する考えを明らかにしました。

ウクライナのシュミハリ首相によりますと、ロシアがウクライナへの侵攻を開始した2022年2月以降、ポーランドはウクライナに合計約35億ドル(約5180億円)相当の軍事支援を実施しているとしています。(産経新聞)