ポルトガル・リスボンで記者会見に臨むアントニオ・コスタ首相=AFP/TTXVN

与党が勝利を収めたことで、新型コロナウイルスの流行により大打撃を受けた観光業に依存する経済の立て直しを進めるアントニオ・コスタ政権の基盤強化につながる見通しです。

ポルトガルは2026年までにEU=欧州連合の新型コロナ復興基金総額166億ユーロ(約2兆1300億円)を受け取ることになっており、安定政権の維持が不可欠となっていました。

社会党は15年以来、二つの急進左派政党の協力を得て政権を運営していました。

接戦が予想されたものの、最大野党の中道右派・社会民主党は71議席にとどまりました。

海外在住者に割り当てられている4議席の投票結果は数日以内に判明しますが、19年の総選挙ではそのうち2議席を社会党が獲得していました。

コスタ首相は「ポルトガルがさらに繫栄し、公平になり、技術革新が活発な国になるために必要な投資と改革を実行するための条件は整った」と述べました。

欧州では近年、社会主義政党の勢いが後退し、極右政党が伸長する傾向が続いています。

今回の総選挙では、極右政党シェガが議席を6から12に増やし、第3党に躍進しました。

シェガ党首でサッカー番組の元解説者、アンドレ・ベントゥラ氏は支持者を前に、「もはや穏健野党ではない。われわれは真の野党としての役割を果たし、ポルトガルに尊厳を取り戻すつもりだ」と訴えました。(AFP通信)