2013年の爆発テロ事件の現場 (写真:suntimes)

(NHK)アメリカのボストンマラソンの会場で、おととし起きた爆破テロ事件の裁判で、これまで無罪を主張してきたチェチェン系アメリカ人の被告の弁護団は、一転して事件への関与を認めたうえで、「やったのは被告だが、主導したのは死亡した被告の兄だ」と述べました。

アメリカ東部ボストンのマラソン会場で、おととし4月に起きた爆破テロ事件では3人が死亡し、260人以上がけがをし、チェチェン系アメリカ人のジョハール・ツァルナエフ被告が、大量破壊が可能な武器を使った罪など合わせて30の罪に問われています。

4日、ボストンの連邦地裁で実質的な審理が始まり、アメリカのメディアによりますと、ツァルナエフ被告の弁護団は「やったのは被告だが、主導したのは死亡した被告の兄だ。被告は兄の強い影響を受けて従っただけだ」と述べました。

被告側が一転して事件への関与を認めたことについて、アメリカのメディアは、弁護団が死刑を避けて、終身刑に持ち込もうとしていると伝えています。

一方、検察は「被告はみずからを、アメリカに対する聖戦を行う戦士とみていた」と指摘し、死刑を求刑する方針で、全米を揺るがした事件の裁判の今後の行方に大きな注目が集まっています。