(写真:AFP/TTXVN) |
就任後、初めてイランを訪れたIAEAトップのグロッシ事務局長は、サレヒ原子力庁長官らと会談し、26日、核物質が保管されている疑いが持たれているイラン国内の2か所の施設にイランが査察を受け入れることで合意しました。
訪問を終えたグロッシ事務局長は、オーストリアのウィーンの空港で記者団の取材に応じ、「今回の成果は、核の不拡散や平和と安定にとって、とても重要だ」と評価しました。
そのうえで、査察の時期について「機密情報なので明らかにはできないが、まもなく行われるということだ」と述べ、近く実施されるという見通しを示しました。
この問題をめぐっては、ことし6月のIAEA理事会でイギリス、フランス、ドイツが査察に全面的に協力するよう求める決議を提出し採択されたほか、アメリカのトランプ政権も、査察を受け入れるよう要求していました。
核の不拡散体制を監視し、「核の番人」とも位置づけられるIAEAとしては、イランが拒否を続ければ、IAEAの役割そのものが揺るがされると危機感を強めていただけに、イランとの協力関係を強化して査察を着実に実行したい考えです。
IAEAは来週にも、イランの核開発に関する最新の報告書をまとめたうえで、9月中旬に開く理事会で、イランへの査察について加盟国に説明することにしています。(NHK)

