2022年は、ロシアのウクライナ侵攻でエネルギー不足に直面した欧州連合(EU)の消費が6%増えたのに加え、中国やインド、東南アジアなどの需要が増えました。IEAはEUの消費増は一時的で、石炭が再生可能エネルギーに置き換わるとみる一方、アジア諸国は石炭も再生エネも増やすとの見方を示しました。

ウクライナ侵攻に端を発するエネルギー危機で、天然ガス価格が急騰しました。その影響で、一部の国で石炭への依存度が高まったということです。各国は「自国産」エネルギーの再生エネに力を入れ、発電量は過去最高になる見通しだが、すべてはまかないきれず、石炭の消費も増える結果となっています。

世界3位の石炭輸出国だったロシアの輸出量は西側諸国の制裁を受けて減りそうです。欧州などがロシアからの輸入をやめたのに加え、鉄道の輸送能力の不足でアジアなどに回せなくなっています。ロシアからの供給が減り、欧州はロシア外からの調達を進めた結果、石炭需給は逼迫しているということです。(日本経済新聞)