
IAEAの天野事務局長(左)(写真: AFP/TTXVN)
(NHK) イランの核開発問題を巡る欧米などとイランの最終合意で、結論が明らかにされていない軍事施設の査察について、IAEA=国際原子力機関の天野事務局長は「検証にはいくつかの方法がある」として双方が納得するかたちでの検証は可能だという考えを示しました。
IAEA=国際原子力機関は欧米などとイランの最終合意に基づいてイラン側の取り組みを検証することになっており、25日、オーストリアのウィーンで特別理事会を開いて、今後の対応を協議しました。
こ の中で天野事務局長は、作業には年間920万ユーロ(およそ13億円)が必要になるとして、加盟国に協力を求めました。一方、最終合意ではイラン側が反発 していたテヘラン郊外の軍事施設の査察が実現するのかどうか結論が明らかにされておらず、AP通信はイラン側が施設内の画像や映像を提供するかたちで検証 することなどが検討されていると伝えています。
この問題について、天野事務局長は理事会のあとの記者会見で、「重要なことはIAEAの手法に沿って、技術的にきちんと証明することで検証にはいくつかの方法がある」と述べ、双方が納得するかたちでの検証は可能だという考えを示しました。
IAEAは、これまでにこの軍事施設で核兵器の開発が行われている疑いがあると指摘しており、欧米などとイランの協議で、この施設への査察の是非が焦点になってきました。
