国際原子力機関(IAEA)の第70回総会が9月14日、オーストリアの首都ウィーンで開幕しました。総会では、楽観的なメッセージが示され、IAEAのあらゆる活動を導く指針として「共通の献身の精神」が今も受け継がれていることが強調されました。

開会演説で、IAEAのラファエル・マリアーノ・グロッシー事務局長は、この精神は、アフリカの医師に技術移転や研修を行うがん治療の専門家たちのたゆまぬ努力や、ウクライナ紛争のさなか、放射性物質の漏出事故を防ぐため、前線で昼夜を問わず任務に当たる原子力安全の専門家たちの勇気ある活動に表れていると強調しました。

一方、グロッシー事務局長は、今後も多くの課題が残されており、特にイランの核開発計画が重要な課題だと認めました。

グロッシー事務局長は、保障措置に基づく査察を引き続き維持し、確かな保証を提供するとともに、イランの核開発計画が完全に平和目的であることを確認する必要があると強調しました。

また、IAEAはすべての国に利益をもたらすため、必要な研修、能力強化、原子力技術の移転を提供する用意が常にあると述べました。