アラビア半島に位置するイエメンでは、サウジアラビアなどが支援するハディ政権と、イランが支援する反政府勢力フーシ派との間で内戦が5年近く続いています。
国連などによりますと15日、戦闘が激しくなっている北部のジャウフ県で、サウジアラビアが主導する連合軍による空爆で、民間人31人が死亡しました。
この前日には、サウジアラビア軍の戦闘機が現場近くで墜落し、反政府勢力は、地対空ミサイルで撃墜したと主張していて、サウジアラビア側が報復攻撃を行ったものとみられます。
国連は声明で、「国際人道法で民間人は守られるべきだが、紛争開始から5年がたつ中でもこの責任が果たされていない。衝撃を受けている」として攻撃で民間人が巻き添えになったとして非難しました。
イエメンの内戦では、戦闘の巻き添えで死傷した民間人が、少なくとも2万人近くに上っています。
サウジアラビアと反政府勢力の間では、和平に向けた水面下の交渉が続けられていますが、先月中旬からは北部を中心に戦闘が激しくなっていて、内戦の終結に向けた道筋が見通せない状態が続いています。
