イエメンでは、サウジアラビアなどが支援するハディ政権と、イランの支援を受ける反政府勢力「フーシ派」との間で3年半にわたって戦闘が続き、およそ840万人が飢餓のおそれに直面しています。
現地で支援活動を行っているWFPの広報担当者は6日、スイスのジュネーブで記者会見を開き、現地の状況について説明しました。
それによりますと、WFPはイエメン西部の都市ホデイダの港で支援物資を荷揚げして貯蔵庫に保管していますが、その地域に反政府勢力がいるため近づけなくなり、食糧を人々のもとへ届けることが難しくなっているということです。
そのうえで広報担当者は「人々は飢餓のおそれに直面している。世界で最悪の人道危機であり、何らかの対策を打たなければならない」と述べ、紛争の当事者に戦闘の停止を呼びかけるとともに、支援活動を妨害しないよう強く求めました。
ホデイダは、反政府勢力の重要な拠点となっていて、周辺部では断続的に戦闘が起きていることから国連も戦闘の停止を呼びかけていますが、こうした求めに双方が応じるかは不透明な情勢です。
