世界全体の21年の実質成長率も5.5%とし、昨年10月時点の前回予測に比べて0.3ポイント上方修正しました。日米の巨額の財政出動や、コロナウイルスワクチンの普及が世界経済を押し上げると分析しました。

ただ地域によって景気回復の見通しにはばらつきが目立ち、ウイルス変異種など新たなリスクも浮上します。25年までの経済損失は22兆ドル(約2280兆円)に上ると試算します。ワクチンの普及が遅れれば21年の成長率は4.75%にとどまり、さらなる下振れの恐れもあります。

世界全体は20年がマイナス3.5%。21年予測を下方修正して4%程度とした世界銀行やOECD=経済協力開発機構に対し、IMFはその後の日米の追加対策による効果を織り込んだことで、見通しを引き上げました。21年の世界の貿易額は8.1%増と分析しました。(SankeiBiz)