INF=中距離核ミサイル全廃条約について、トランプ大統領がこれを破棄する考えを示したことを受け、ニューヨークの国連本部で22日に開かれた軍縮問題を扱う国連総会の第1委員会では、各国から発言が相次ぎました。

この中でロシアの代表は、ロシアによる違反を指摘するアメリカ側の主張について「根拠がなく、国際平和や戦略バランスも考慮していない」と反論しました。

これに対しアメリカ側は、ロシアによる地上発射型の中距離巡航ミサイルの発射試験が条約違反にあたると指摘し、「不履行の証拠は山ほどある」と改めて批判しました。

一方で、ロシア側がアメリカの地上配備型の新型ミサイル迎撃システム「イージス・アショア」に懸念を表明すると、アメリカ側は「純粋に防衛的なものであり、INF全廃条約にも反しない」と反論し、双方がそれぞれを批判しあって、議論は平行線をたどりました。

この問題では、ロシアを訪れているアメリカのボルトン大統領補佐官が、日本時間の23日夜にもプーチン大統領と会談して、トランプ政権の方針を伝えるとみられ、ロシア側の対応が注目されています。