インドネシア国家捜索救助庁(Basarnas)によりますと、現地時間8月16日正午までに、51人が死亡し、64人がけがをしました。

Basarnasは、16日午前6時から捜索・救助活動を本格的に進めており、ナゲケオ県のムバイ市と、マンガライ県のレオ地区を重点地域としています。土砂崩れで埋まっていた一部の道路は救助隊によって開通し、それまで孤立していた地域に救助チームが入れるようになりました。

救助活動は、フローレス島の重要インフラが大きな被害を受ける中で行われています。インドネシア保健省によりますと、フローレス島にある21の病院のうち5施設が影響を受けました。このうち4病院は一部しか機能しておらず、マンガライ県のルテン地域総合病院は大きな損傷を受け、全面的に運営を停止しています。

地域の保健所にも大きな影響が出ています。島内にある190の保健所のうち、68施設が被害を受けました。

インドネシア保健省は、9か所に医療危機管理チーム、救急チーム、医療緊急オペレーションセンターを展開しています。医薬品、医療物資、医療用テント、酸素供給装置も被災地に送られています。

こうした状況を受け、東ヌサトゥンガラ州政府は、8月15日から28日までの14日間、緊急対応態勢を宣言しました。これにより、捜索・救助、医療支援のために、人員、機材、資源を迅速に動員します。

一方、Basarnasは、道路の開通に伴い、犠牲者の捜索範囲を引き続き拡大しています。特に、閉じ込められた人がいる地域や、これまで接近できなかった地域を優先しています。