なかでも、ASEAN=東南アジア諸国連合の中心的役割や、地政学的競争が激化するなかで平和と安定を維持するためには、各国が対話と協力を進める必要があるとしたメッセージに対し、高い評価が寄せられています。
インドネシアの国営通信社アンタラや週刊誌テンポは30日、シャングリラ会合2026の開幕セッションで行われたトー・ラム書記長・国家主席の基調講演について報じました。
記事では、アジア太平洋地域は平和や連結性、発展という共通の利益を有し、多層的な協力の経験を積み重ねてきたとの認識が紹介されています。
また、トー・ラム書記長・国家主席が、ASEANには競争を対立へと発展させず、地域の連結ルートを分断線に変えず、ある国の安全保障が他国の不安定化につながる事態を防ぐための十分な意志と能力があると強調したことも伝えています。
インドネシアのメディアは特に、アジア太平洋地域は透明性と責任を備え、国際法を尊重する形での各国の関与を歓迎するとした発言に注目しました。
こうした関与は緊張緩和や国家間の信頼醸成につながるとしています。
専門家らは、これらの発言について、多国間主義やASEANの役割を重視し、地域および世界の安全保障上の課題に対して対話と協力を通じて対応するというベトナムの一貫した立場を反映したものだと分析しています。
地政学的環境が一段と複雑化するなか、ASEANの結束や戦略的自立性、信頼醸成の重要性を訴える今回のメッセージは、地域と国際社会におけるベトナムの存在感の高まりを示すものとして注目されています。
