2024年6月1日、インドのジャランダル市で、総選挙の投票を行う有権者(AFP/TTXVN)

4日開票が行われたインドの総選挙で与党連合が過半数の議席を維持し、モディ首相が勝利宣言をしました。ただ、与党は大幅に議席を減らしていて、高い経済成長の一方で経済格差や失業問題が深刻化したとする不満が農村部を中心に選挙結果に表れたとみられています。

インドの議会下院の選挙は4日一斉に開票が始まり、選挙管理委員会によりますと、日本時間の5日午前9時までに543議席すべてが確定し、モディ首相率いる与党、インド人民党を中心とした与党連合は293議席を獲得して、過半数を維持しました。

モディ首相はニューデリーで勝利宣言を行い「きょうの勝利は、世界最大の民主主義国家の勝利でもある」と述べて、今後、3期目の政権維持に向け連立与党内での協議を急ぐものとみられます。

ただ、与党インド人民党の単独では議席を大幅に減らして、過半数を割り込む240議席にとどまりました。

一方、野党連合は、出口調査の予想に反して大きく議席を伸ばし、モディ政権のもとで高い経済成長が続いた陰で経済格差や失業問題が深刻化したとする不満が農村部を中心に選挙結果に表れたとみられています。

最大野党の国民会議派のラフル・ガンジー氏は「選挙で明らかになったのは国民がモディ首相に退陣を求めていることだ」と述べ、野党連合として政権樹立を目指していくのかなど、今後の対応についてほかの野党と協議していくとみられます。(NHK)