【時事】イラクで勢力を拡大した過激派組織「イスラム国」に対するイラク軍の掃討作戦が難航を余儀なくされています。当初、同組織がイラクで拠点と する北部モスルに対する作戦を4月中にも開始する方向で検討されていましたが、5月に入った現在も実現の見通しは立っていないということです。
イラク軍部隊は3月末、イスラム教シーア派民兵やスンニ派地元部族の協力を得て、北部ティクリートを奪還しました。ティクリートの北方に位置するモスルを攻略するための重要なステップとみなされましたが、その後の動きは鈍いでした。
一方、首都バグダッド西方のアンバル州では、政府軍と「イスラム国」が一進一退の攻防を繰り広げています。首都防衛の観点から、イラク軍は遠方のモスルより隣接するアンバル州への対応を優先する姿勢に傾いたとされます。
