
(写真:ロイター)
イラクでは、国際テロ組織アルカイダとつながりのあるスンニ派のイスラム過激派組織が北部で攻勢を強め、10日までに第2の都市モスルを制圧したのに続い て、その南のティクリットも制圧する勢いで、ティクリット近郊にある国内最大の製油施設が操業停止に追い込まれる事態となっています。
過激派組織は11 日、音声での声明を発表し、「戦いは今後、バグダッドでさらに激しくなる」として、ティクリットから南に110キロの首都バグダッドを目指す構えを見せて います。これに対し、イラクのマリキ首相は、治安部隊を立て直し、モスルを奪回する軍事作戦を本格化する方針を示しているほか、西側の外交筋によると、アメリカに無人機による過激派組織への空爆を要請したということです。
イラク北部では、モスルなどからすでに50万人以上の市民が避難していて、今後、政府軍と過激派組織との軍事衝突が本格化すれば、さらに混乱が広がることが懸念されます。
