イラクの首都バグダッドなど各地で11日から12日にかけて爆弾テロが相次ぎ、フランス公共ラジオによりますと、全土で少なくとも63人が死亡しました。うち中西部アンバル州では州警察のトップが暗殺されました。いずれもイスラム教スンニ派の過激派「イスラム国」による犯行の可能性があります。

アンバル州の州都ラマディ近くでは12日、治安部隊の車列を狙った爆弾テロがあり、州警察トップを含む2人が死亡したほか、警官4人がけがをしました。

バグダッドでは11日、シーア派地区のカドミヤとシュアラで、自動車爆弾を使ったテロがあり、34人が死亡、50人以上が負傷しています。

中部ディヤラ州でも12日、少数民族クルド人勢力の施設を標的とした自動車爆弾による自爆テロがあり、少なくとも27人が死亡しました。イスラム国は犯行声明を出し、実行犯の3人はドイツ、トルコ、サウジアラビアから来た戦闘員だと明らかにしました。

イラクではイスラム国が北部と中西部を支配。政府軍やクルド人部隊が、米軍などの空爆の支援を受けて撃退を目指していますが、戦況は一進一退となっています。バグダッドや周辺ではほぼ連日、爆弾テロが起き、多数の死傷者が出ています。