![]() |
ウィーンに本部があるIAEAは30日、イランの核開発に関する最新の報告書をまとめて理事国に報告し、NHKはその報告書を入手しました。
それによりますと、イランは合意の義務に反する形で低濃縮ウランの生産を増やし、7月には、ウランの貯蔵量が制限の300キロを超えましたが、8月19日の時点で、その量がさらに増えていることが確認されたということです。
また、ウランの濃縮度についても核合意で制限されている3.67%を超え、4.5%にまで高められていることを公式に確認しました。
イランは、核合意で約束された経済的な利益が得られていないとして、合意の一部の履行を停止すると発表していますが、IAEAの最新の検証で、イランが、合意の制限を超えてウランの濃縮活動を強化していることが裏付けられた形です。
一方、イラン側は引き続きIAEAの査察官に核施設の監視活動などを許可しているとしています。
イランは9月上旬にも、ウランの濃縮度をさらに引き上げることも示唆して欧米諸国をけん制しており、一層緊張が高まることが懸念されています。

