(写真:AFP/TTXVN)

イラン核合意をめぐっては、一方的に離脱したアメリカがイランへの経済制裁を再開させたことで、イランは合意で約束された経済的利益が守られていないとして、ことし5月以降、3回にわたって核合意の制限を段階的に破る対抗措置をとっています。

こうした中、イラン国営通信は大統領府のラビー報道官が4日、「ロウハニ大統領が次なる措置を2日以内に発表する」と述べたと伝えました。

対抗措置の詳細については明らかにしていませんが、ラビー報道官は「アメリカの脅しと、ヨーロッパの無抵抗がもたらした結果だ」として、アメリカによる制裁のもと、イランとのビジネスが停滞するヨーロッパ各国も批判しました。

イラン原子力庁はこれまでの対抗措置に基づいて、核合意で使用が認められている旧型の遠心分離機よりも50倍の速度でウラン濃縮が可能な新たな遠心分離機の開発を進めていることを4日明らかにし、成果を強調しています。

イランとしては核合意の崩壊は避けたい考えですが、アメリカの意向を無視することができないヨーロッパ各国がイランへの支援策に踏み切れないなか、今後、核合意の形骸化が一層進みそうです。