イランの革命防衛隊は19日、ペルシャ湾のホルムズ海峡でイギリスのタンカーを国際的な航行規則に従わなかったとして拿捕しました。
イギリス外務省は当初、拿捕されたタンカーはイギリス船籍とリベリア船籍の合わせて2隻だと発表しましたが、このうちリベリア船籍のタンカーはすでに解放され、航行を再開したということです。
公共放送のBBCによりますと、イギリス政府は緊急会合を開いて対応を協議し、イギリスの船舶に対して当面、ホルムズ海峡周辺に近づかないよう勧告を行ったということです。
イギリスのハント外相は「タンカーの拿捕は決して容認できない。この状況がすぐに解決されないなら深刻な結果を招くことになる」としたうえで、外交手段を通じて事態の解決にあたる方針を示しました。
今回のイラン側の動きは今月4日、イギリス領ジブラルタルの当局がEU=ヨーロッパ連合の制裁措置に反してシリアに原油を運ぼうとしたとしてイランのタンカーを拿捕したことへの対抗措置とみられています。
ホルムズ海峡周辺ではアメリカとイランとの間ですでに緊張の高い状態が続いていて、イギリスのタンカーが拿捕されたことで情勢が複雑化することも懸念されます。(NHK)
