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イラクでは、北部のクルド自治政府が先月、住民投票を行い、独立を求める住民の意思が示されたとしたのに対し、イラク政府は、投票結果を認めず、クルド人自治区にある2つの空港を発着する国際線の運航を停止するなど、圧力を強めています。
こうした中、イラク政府は15日に新たな対抗措置を発表し、イラク政府の要請に基づいて隣国のイランが、クルド人自治区と接する国境の検問所を閉鎖したことを明らかにしました。
国境地帯にあるイランの税関当局はNHKの電話取材に対し、「イラクとの国境は15日午前8時から封鎖している。解除の見通しは立っていない」と答えました。
クルド人自治区では、主食のパンの原料となる小麦や生活必需品をイランからの輸入に頼っているため、国境の閉鎖によって孤立が一段と進み、市民生活に影響が出るのではないかと懸念されています。
イラク北部では、クルド自治政府とイラク政府が互いに管轄権を主張している油田地帯のキルクークをめぐっても、双方が周辺地域の部隊を増員するなど緊張が高まり、衝突に発展するおそれが指摘されています。

