エジプト駐在のベトナムの声放送局(VOV)特派員によりますと、イランの国営メディアは5月1日、同国当局がアメリカとの新たな交渉案をパキスタン側に提示したと報じました。この動きは、アメリカがイランの3段階の初期交渉枠組みに不満を示してからおよそ1週間後に行われたものです。イラン外務省は、紛争の完全な終結と持続可能な平和の確保を引き続き最優先としていると強調しました。

同日、イラン外務省は、アッバス・アラグチ外相が前日にサウジアラビア、カタール、トルコ、イラク、アゼルバイジャンの5か国の外相と電話会談を行ったと明らかにしました。協議では、2月末以降アメリカとイスラエルがイランに対して開始した軍事行動の終結に向けた最新の取り組みが議題となりましたが、具体的な成果は公表されていません。

一方、アメリカ政府は前日、イランに関連する新たな制裁措置を発表しました。1週間足らずで2度目となる措置で、1隻の船舶と複数の個人・団体が対象とされています。アメリカ財務省は、ホルムズ海峡の通航許可を得るためにイラン側に支払いを行う海運会社は、たとえ赤新月社などの人道機関への寄付であっても、制裁の対象となる可能性があると警告しました。

また、現地の動きとして、地域メディアはアメリカ当局者の話として、アメリカ海軍の空母「USSジェラルド・R・フォード」が中東地域を離れ、現在は欧州軍司令部の管轄下に入ったと伝えました。これまで同艦は、空母「USSエイブラハム・リンカーン」や空母「USSジョージ・H・W・ブッシュ」とともに中東で活動し、米中央軍の管轄下に置かれていました。