ロウハニ大統領(写真:The Guardian)

イランの核開発問題の包括的な解決を目指す欧米などとの協議について、イランのロウハニ大統領は、「過剰な要求をしないことが協議を成功に導く」と述べ、最終合意には欧米側の譲歩が必要だという考えを示しました。

イランの核開発問題について、イランと欧米など関係6か国は今月19日、包括的な解決を目指す協議をニューヨークで再開しましたが、交渉期限が2か月後に迫るなか、ウランの濃縮活動をどこまで認めるかなどで依然、隔たりは大きいままとなっています。
これについてイランのロウハニ大統領は25日、国連総会で行った演説で、「過剰な要求をしないことが協議を成功に導く」と述べて、核の平和利用の権利は譲れないと強調するとともに、交渉期限内の最終合意には欧米側の譲歩が必要だという考えを示しました。そのうえで、「核開発問題の解決は、地域の発展に向けた多国間の協力に道を開くだろう」と述べ、合意への意欲を強調しました。
またロウハニ大統領は、シリアなどで勢力を拡大するイスラム過激派組織への対応を巡り、「正しい解決策は外部からはもたらされない」と述べ、シリアでも空爆 を行ったアメリカをけん制しました。一方でイランは、今回の国連総会の期間中、シリア情勢でも鋭く対立してきたサウジアラビアと外相会談を行うなど、各国 と関係改善を図る動きも活発化させています。