
イラン大統領 (写真:Getty)
IAEA=国際原子力機関の理事会で、イランは核開発問題について国際社会との合意を着実に実行していると主張したのに対して、欧米側は疑惑の解明に向けたさらなる対応を求め、来月、目標期限を迎える最終合意に向けた双方の交渉は、厳しいものとなりそうです。
IAEAは4日、オーストリアのウィーンで定例の理事会を開き、イランの核開発問題について意見を交わしました。
この中で、イランのナジャフィ大使は、ロウハニ政権はIAEAや欧米との合意を着実に実行していると主張しました。そのうえで、欧米など関係6か国との協議 で、最終合意の目標期限が来月20日に迫るなか、「合意は双方にとって有益なもので、強い意志を持って事実に基づいた交渉を続ければ、期限までの合意は可 能だ」と強調しました。これに対してEU=欧州連合は、核兵器開発につながる研究が行われていた疑いが持たれているテヘラン郊外の軍事施設へのIAEAの立ち入りを認めるべきだと述べるなど、欧米側は疑惑の解明に向けたさらなる対応を求めました。
イランと欧米など関係6か国は、今月16日からウィーンで大詰めの協議を行うことにしていますが、ウランを濃縮する遠心分離機の数など、主要な項目で大きな隔たりが残っているものとみられ、交渉は厳しいものとなりそうです。
