(NHK)イランの核開発問題を巡り、イランのザリーフ外相とアメリカのケリー国務長官が会談し、ことし6月までの最終合意の実現に向け、交渉を急ぐ必要性などについて意見を交わしたものとみられます。

核開発問題の包括的な解決を目指すイランと欧米など関係6か国は、去年、2度にわたって交渉期限を延長したあと、ことし6月末を新たな期限に交渉を続けており、15日にはスイスのジュネーブで政府高官らによる交渉を再開することにしています。

これを前に、イランのザリーフ外相とアメリカのケリー国務長官がジュネーブで14日、会談しました。7時間にわたって行われた会談の内容は今のところ明らかになっていません。

ただ、会談を前に、ザリーフ外相は「会談は関係国が交渉を加速させる用意ができていることを示すものとなる」と述べており、期限内の最終合意の実現に向け、交渉を急ぐ必要性などについて意見を交わしたものとみられます。

また、イランの国営通信によりますと、ザリーフ外相は15日以降、ドイツやフランスを相次いで訪問し、外相会談を行うなど、アメリカ以外の関係国とも直接協議を重ねる予定です。

しかし、イランにどの程度の規模の核開発を認めるのかなどについて、イランと欧米側の間には依然、深刻な隔たりがあると指摘されているうえ、双方ともに相手側の譲歩を求める姿勢を崩しておらず、期限内に妥協点を見いだせるのか予断を許さない状況です。