イラン南部にあるブシェール原子力発電所=AFP/TTXVN |
イラン核合意の検証に当たるIAEA=国際原子力機関は7日、監視カメラの一部が損傷したことなどを盛り込んだ報告書をまとめました。イランがIAEAの査察を制限したことについて、検証や監視の活動が「著しく損ねられている」と訴え、懸念を表明しました。
報告書によりますと、遠心分離機の部品の作業場に設置された監視カメラの損傷が確認されました。IAEAのグロッシ事務局長は報告書で、イラン政府との直接対話を通じて一連の問題に取り組む考えを示しました。
一方、8月30日時点の濃縮ウランの推定貯蔵量は2441・3キロで、最大60%濃縮がうち10キロです。60%は核兵器級の90%に接近する重大な核合意違反にあたります。
イランでは、反米保守強硬派のライシ大統領が誕生します。機能不全に陥っている核合意の再建に向けたアメリカとの間接協議については、再開の具体的な見通しは立っていません。(産経新聞)

